鐘楼から降りて、いよいよ、本堂(っていうんですかね…)の中を見ます。
トレドのカテドラルは、以前は写真撮影禁止だったようですが、今はよくなったようです。ナンパされついでに、一応、ミゲル(仮名)係員にも聞いてみたんですが、「今はいいんだよ」って言ってました。聖具室のような絵があるところでも、ツアーの人々がガイドさんに連れられて堂々と撮影していたので、大丈夫なようです。ノーフラッシュだとは思いますが。 左は内陣の写真です。 実は、この柵の向こう側にあるつい立てがものすごく立派で、ここのメインの見物の一つなんだと思うのですが、なんか、素通りしてしまいました……(例によって、後でひとのブログとかガイドブックで知った)。 カテドラルに来ると、いつも、こう、あまりに色々すごすぎて、どこを見ていいのかよくわからなくなったりするんですよね…… まあ、でも、ここのカテドラルは、今まで見てきたカテドラルにも増してドラマチックな空間になっているように見えます。はりつけになったキリスト像が目立つせいかもしれんが。 下:ステンドグラス。うまく撮りにくいんですが、きれいなのがいっぱいあった。立派なバラ窓もありましたが、全くもってうまく撮れなかったので載せません……高い所にあるから歪むんですよね。 合唱席はどこのカテドラルもきれいですが、ここのはすごく面白かった! というのは…… 座席の手すりのところに不思議な生物がいっぱい… なんか食べてるよね? 何をしておるのじゃ 跳ね上げた座面の裏部分にも、いちいち何かついています。これは、よく見ると逆さになってる人が彫ってある。デザインは全部違うんですよが、なんで、こんな変な彫刻ばかりなんでしょうかね。よそのカテドラルってこうだったっけ…… 私の好きな聖クリストファー。 ここのも大きいですね。 これは、内陣の裏側にあるトランスパレンテという彫刻群。観光疲れで感受性マヒ気味であった私も、さすがに、これには、おおっとなりました。 上に明かり取りの窓が開いていて、ただでさえドラマチックな彫刻が差し込む光を受けてさらにパワーアップ。これは、うまいこと考えたな。 中間の天使がひしめいている部分と、上部。 この写真ではわかりにくいかもしれませんが、明かり取りのところで絵→彫刻→絵と自然につながっていくのがよくできてるなあと思いました。下の絵の部分、実際の柱をさりげなく絵にとりこんでいます。こういう平面と立体の混じり方、ちょっとデコパージュを思い出すな…… このあたりの奥行き感も とてもよい感じ。 聖具室はお宝が多すぎて、正直、見てて疲れてきました。昔の衣装とか、本だとか、きれいだし、面白いんですけどね…。 絵画も、グレコ、ゴヤ、ティツィアーノ、ヴァン・ダイク、ベラスケス、ルーベンス、ラファエロ、カラヴァッジョ……と錚々たる面々で、カテドラルの中に美術館が一つ入ってるも同然なわけですが、この辺りの画家の絵はプラドとか見てきた後なんで、申し訳ないがお腹いっぱい状態であった。いや、すごかったです。 カテドラルはどこのに行っても圧倒されますが、ここのはとりわけ濃厚だったです。
by koshiba841
| 2013-02-24 01:43
| '12 May スペイン旅行
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