スペイン旅行5日目、バルセロナに移動して2日目の記録です。
朝起きたら肩や首がとても痛くなっていました……たぶん、前日、建物を見ているときに首上げて上の方を見て写真を撮ったりしていたからだと思います。 それなのに、この日もさらに上ばっかり見ることになりそうな場所に行くことにしました。サグラダ・ファミリアです。なんとなく旅の疲れもでていたので、朝早くから行列に並ぶのもしんどいよなあとは思ったのですが、かといって、バルセロナの観光計画は特に立てずにきたもので、これからガイドブック見て各所の所在地をチェックして要領のよいルートを考えるのも面倒くさく、まあ、行きたいと思っていたスポットを優先度高い順にひとつずつつぶしていく方が頭使わなくていいかと……。 ホテル最寄りの地下鉄オスピタル・クリニック駅から出発です。このあたり、なんでかあまり人が通らないし、何しろ駅が工事中で周辺がこんな感じなので、初めて来たときは「いったいどこに駅が!?」と思いました。 そんな駅のホームにあった自販機で朝食がわりにカロリーメイトみたいなのを買って、地下鉄に乗り込みました。 サグラダ・ファミリアには9時ちょっと前に着きました。チケットの販売開始は9時で、行列はすでにかなりできていましたが、前日のカサ・ミラほどの長さではなく、まあ、チケットブースが開けばそれなりにすすむはずなので、あまり気にせず、カロリーメイトもどきをかじったり、写真を撮ったり、前の白人のおじさんがすごいカメラとレンズを持ってるのをチラ見したり、後の韓国人のおばさんが隙あらば人の前に出ようとしているのをガン飛ばして阻止したり、前日買ったカサ・バトリョのビジュアルガイドを読んだりして時間つぶしてました。 塔の先端に素敵な飾りが。 30分ぐらい待ったでしょうか。チケットブースの入り口まで来ました。 入り口には「教会は工事中です」のポスターが掲示されています。わかっとるがなって感じですが。 個人入り口は「受難の門」側です。切符を買って入ったところでかなり近づいてしまっているので、いまひとつ全体像がわかる写真が撮れていませんが…… 「受難の門」はジョセブ・マリア・スキラッティというカタルーニャ出身の彫刻家によるもので、反対側の「生誕の門」とはえらく雰囲気がちがうじゃないの、どうなのこれという意見もあるようですが、私は好きです。スタイリッシュだし、ガウディとはまた別の「変な感じ」があって面白いし、作風が違ってもガウディに対するリスペクトは感じられるし。 後でwikiなどを見てわかったのですが(先に見とけよという話ですが、まあ、出発前は割と忙しかったんですよ……)、ここの彫刻群は下段左から逆S字の順に見て行くと、キリストの受難エピソードが時系列でたどれるようになっています。 中央上段の彫刻群。 はりつけになっているキリストの向かって右下に何か丸っこい物が見えていて、現地では遠くてよくわからなかったもので「フクロウ?」とか思ったのですが、拡大してみたらドクロでした…。 はりつけのイエスの真下、イエスの顔がついた布を持っているのは聖ヴェロニカだそうです(これも後で調べた)。十字架を背負ってゴルゴダの丘をのぼるキリストに汗をぬぐうよう自分のヴェールを差し出したという逸話の人です。で、汗をふいたキリストがヴェールを返すと、そこにキリストの顔が浮かび上がって、いわゆる聖顔布ができたという。 まあ、キリスト教の人には有名な逸話なのだろうと思いますが、私はキリスト教徒ではなく日本の漫画読みなので、「聖☆おにいさん」の「ヴェロニカTシャツ」ってこの話からきてるのかーと今頃スッキリ!しました。 磔刑になっているキリストの上に、何やらテキストが書かれたパネルが。配色きれい。 左は、たぶん、キリストがつかまってムチ打ちになっている場面です。 右は、「ユダの接吻」のシーン。私、このエピソードも知らなかったものですから、現地では、「何、ラブラブ?」とか思って写真を撮ったのですが、ラブラブどころの話ではありませんでしたね。偶然ですが、この写真、このエントリーで13番目の写真です。狙ったわけではないですよ。そんな面倒なことしない。 この像の後の魔方陣のようなもの、気になったのですが、縦横斜めその他色々なパターンで4つの数字を足すと和が33になるようにできているそうです(参考:http://www.shinko-keirin.co.jp/sansu/jissen/0010/5-6nen/index.htm)。33はキリストが処刑された年齢なのだとか。この魔方陣は、ここの他にも教会内の数カ所にしこんであるらしいです。 左:カサ・ミラの屋上の煙突の形を模した兵士の像。みんなで考えこんでいる様子がかわいいなと思ったのですが、後で調べたら、「賭博をするローマ兵」だそうですよ。なんだよ、遊んでたのかよ。 右:よくわからない謎の生物。 門はこれぐらいにして、中に入りますと、ご覧の通り絶賛工事中です。 そして、表で入場券買うのに行列した上、中でも塔に登るエレベーター待ちの行列です。想定内ではありましたが。ここもなんだかんだで結構待った気がする。 個人入り口から入ると流れでこちらの列に並んでしまいますが、塔に登れるのはこちら側だけでなくて、反対の「生誕」側にもエレベーターがあります。どちらが混んでいるかはわからんですが。次回来ることがあれば、反対側トライしてみたいです。 まあ、待つといっても建物見ながらなので(そして、こちら側の行列は壁際がベンチになっているので少し座れる部分がある)、それほど苦にはならなかったかも。未完成とはいえ、中の造りのおもしろさは充分わかりますし。 次のエントリーでは、塔からの眺めなどをのせます。
by koshiba841
| 2010-06-07 00:17
| '10 Apr. スペイン旅行
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